あなたがいる事を私は気づいている
怒られて育つ人と褒められて育つ人がいるという。
怒られて育つ人は怒られている部分を認め、しかも怒っている人の言葉を最終的には素直に受け止めてるのだと思う。怒ってくれる人がきちんと自分を見てくれてる事も分かっているから、怒られている部分を改善・修正しようとする。
褒められて育つ人は、自分の良い部分を認められて単純に嬉しい。もっと頑張ろうという気持ちがさらに働く。だから伸びる。
どちらにせよ、誰かが自分を見てくれてる、自分の存在に気づいてくれてるんだと感じることが自分を育てていくのだろう。
単に褒めるのではなく、具体的に対象者を認めるということだ。
基本コーチングでは怒るような承認の仕方はおすすめしないだろうが、タイプによっては有効的ではある。
人であれば、誰しも認められたいもの。 稀に、この承認欲求が行き過ぎてしまう人もいるけど。
承認する時は具体的に認めることが有効だ。
チームであれば、「○○さんのおかげでうちの部署は前年比120%の営業成績ですよ。」
5W1HでさらにHOWの部分を数値化してなにがどうなったかを具体的に伝える。
ただすごいと褒めるだけでは心に刺さらない場合もあるからだ。根拠が必要なのだ。
何も業務に関わることばかりを承認する必要はない。
よく周りを見ると、チームの業務が円滑に進むよう、ゴミ捨てなどみんなのやらない事を率先してやっている人もいる。
もし気づいたなら、恥ずかしがらず感謝を伝えて欲しい。
「いつも、ゴミを捨ててくれてありがとう。とても助かってるよ。」
「あなたがいる事に私は気づいている」という思いが伝われば、チームはグッドサイクルが回り、いずれ業績にも繋がっていくはずだ。